top of page

 大学の授業へ。今日はパソコンを使った授業のはずなのに、クラスメイトたちはみなキャンパスの広場で1メートルほどの白いポールを囲んで集まって座っていた。私もその輪の中に座った。

 

 すると、そこへ防弾チョッキを来たメガネの中年男がひとり銃を持って走ってきて、広場の人々に向かって銃を構えた。彼は、ずいぶん酒に酔っ払っているようだった。私は、その男はきっとさみしくてそんなことをするのだろう、と思った。よく見ると、彼は私の知り合いの、日本の国営放送の役員の男だった。そこで私は彼に近づき、彼をギュッと抱きしめて「どうしたんですか?もう大丈夫ですよ。」と言った。彼は私を見て泣き出し、銃を捨てた。

 

 彼は逮捕されるだろう。なんでこんなバカなことをしたんだろう。私は、彼が刑務所に入っている間、彼にはゼロ次元の本や60年代のカウンター・カルチャー思想についての本を読んで勉強をしなおして、出直して欲しいと思った。

bottom of page